今回は母乳の保存方法や期間について、お話ししたいと思います。
私は男なので、母乳のことを書くのはどうかと思ったので、嫁(鬼)書いてもらいました。
それではどうぞ。
母乳の保存別期間。
常温(16℃~25℃) | 冷蔵(4℃以下) | 冷凍(-18℃以下) | |
保存期間 | 4時間以内 | 3日以内 | 最大6か月 |
あくまでも清潔な容器に入れた母乳の保存期間です。
また飲み残した母乳の保存期間ではありません。
赤ちゃんは哺乳瓶から母乳を飲むとき、口の中の細菌が自然と哺乳瓶の中に入ってしまいます。
飲み始めて1~2時間を目安に残った母乳は破棄しましょう。
以上のことから母乳を冷蔵または冷凍保存するときは、少量ずつ分けて保存するのが好ましくあります。
母乳を保存する前に。
石鹸で手を洗い清潔に。
容器は消毒済みのもの。
冷蔵・冷凍に適している入れ物。
母乳を保存する時に限らず、赤ちゃんが口にするものですから清潔な環境を整えましょうね。
母乳を冷蔵・冷凍するタイミング。
母乳は搾乳したらできるだけすぐに保存しましょう。
温かいからといって、そのまま常温で放置すると雑菌が繁殖し栄養成分や免疫成分が変化してしまうからです。
赤ちゃんに安全に飲んでもらうため絶対に常温放置はヤメましょう。
母乳の冷蔵保存方法。
搾乳したらすぐに冷蔵保存してください。
【母乳ボトル】または【母乳保存バック】に入れて冷蔵庫の奥で保存します。
冷蔵庫のドアポケットや手前のほうだと、冷蔵庫の開け閉めによる温度変化があるからです。
母乳を冷蔵保存する場合は4℃以下が好ましく奥なら開け閉めの温度変化を受けにくいから。
母乳は脂肪分を含んでいるため、ちょっとした温度変化で変わってしまいます。
冷蔵保存期間は3日以内。
付け足して冷蔵保存したい場合。
搾乳した母乳が少量の時やすでに冷蔵保存している母乳に付け足して保存したい時は
”1度冷蔵庫で冷やし同じ温度してから付け足すようにしましょう。”
温かい母乳と冷えた母乳を合わせないようにしてくださいね。
冷蔵保存した母乳を温める方法。
温める方法は母乳ボトルや母乳保存バックのままお湯につけ【湯煎】して温めます。
お湯と言っても熱湯ではなく、ぬるま湯のことで母乳の温度が40℃以上にならないようにしましょう。
電子レンジで温める方法はダメです。
電子レンジだと熱くしすぎる他、母乳に熱を加え過ぎると栄養や免疫物質が変化してしまうから。
なので湯煎も熱湯でしないようにしましょうね。
母乳の冷凍保存方法。
搾乳したらすぐに冷凍保存。
母乳保存バックに入れて冷凍庫の奥で保存します。
手前のほうだと開け閉めによる温度変化を受けてしまいます。
母乳を冷凍保存するコツは少量(60ml以下)に分けて保存すること。
新鮮なまますぐに凍らすこともできるし解凍する時も時間の短縮になります。
解凍後は付け足して合わせることができるので少量ずつ冷凍保存するのがオススメ。
冷凍保存期間は最大6か月。
冷凍母乳の解凍方法。
冷凍保存した母乳の解凍方法は2つ。
1つは冷蔵庫に移しての自然解凍。
もう1つはぬるま湯につけて湯煎する方法です。
母乳には脂肪分が含まれているので冷凍→解凍すると脂肪分が分離しています。
ボトルを左右に優しく回し混ぜてください。
シェイクしたり激しくかき混ぜるのは厳禁です。
そして、やってはいけない解凍方法が【熱湯・電子レンジ・常温放置】
熱湯や電子レンジだと加熱しすぎて母乳の成分を変えてしまうからです。
常温放置は雑菌が繁殖する可能性が高いからなんですね。
そして母乳の再冷凍はNGです。
解凍して飲まなかった、飲み残した場合は破棄しましょう。
母乳を保存するときの注意事項。
まだ免疫力が十分ではない赤ちゃんだからこそ、母乳を保存するときは細心の注意を払わなければなりません。
雑菌がなるべく入らないように。
搾乳するときは必ず手を清潔にしてから。
そして何か他の物や場所に触れたときはもう1度手を洗うようにしましょうね。
用具もそうです。
搾乳機やボトルの消毒も疎かにしないようにです。
搾乳したらすぐに保存。
フタの締め忘れやついつい常温放置してしまうなどがないようにしましょう。
常温でも16~25℃なら4時間以内であれば保存は可能です。
ですが、常温保存は好ましくなくのであまりしないほうがいいでしょう。
保存した日付の明記。
当たり前ですが、母乳を冷蔵・冷凍保存するときは保存した日付を明記しておきましょう。
保存期間切れをあげる行為は絶対に避けねばなりません。
熱湯・電子レンジ・常温で解凍しない。
先ほども、お話ししましたが冷凍した母乳を解凍するときは”ぬるま湯で湯煎して解凍してください。”
熱湯や電子レンジだと加熱し過ぎて母乳成分の変化、熱くなり過ぎるので赤ちゃんがヤケドする可能性もあります。
常温は解凍中に雑菌が繁殖する可能性が多いにあります。
飲み残した母乳は保存しない。
今回お話しした母乳の保存方法は搾乳したばかりの母乳の保存方法です。
飲み残した母乳ではありませんので。
赤ちゃんは哺乳瓶から母乳を飲むとき、口の中の細菌が自然と哺乳瓶の中に入ってしまいます。
飲み始めて1~2時間を目安に残った母乳は破棄しましょう。
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